盆栽は身近な大自然として親しまれています

盆栽は身近な大自然として親しまれています

盆栽は身近な大自然として親しまれています 中国で唐の時代に行われていた盆栽が、平安時代に日本へ入ってきたのが始まりと言われています。鎌倉時代になりますと、盆栽は禅僧の間で流行しました。それは宗教観の中で育まれていくこととなりましたが、純粋に盆栽を愛でる人たちも増えていきました。江戸時代には一般民の間でも、大型の盆栽や小鉢仕立てが作られるようになり、明治以降には自然の景観を重視した、自然盆栽と言われる現在の基盤ともなる樹形作りへと移行しました。

植物自体の姿に風土や自然を見出し整えていく技法は、日本独自のものとされています。素晴らしい盆栽を眺めていますと、樹木を見上げているような感覚にもなりますし、季節の移り変わりや大地の魂と言った、自然美の光景が現われてきます。植物を育てる楽しみに加え、イマジネーションの遊びでもある盆栽は、生きた植物ですので、完成というものはなく常に変化するのも魅力です。

かつて盆栽は年寄りの趣味としてのイメージが大きかったのですが、現在では若者や女性が、花ものや実もの盆栽を中心に、ベランダで育てている人も増えています。現代風にアレンジしたり、緑のアートとして楽しんでいます。現代社会は何かとストレスも多いですが、植物と触れ合うことにより癒される人が多いのでしょう。